18歳。朱雀帝国の公主であり、本作のヒロイン。

父である炎陽帝と皇后の娘として生まれ、次期皇帝として指名される。
男勝りで気の強い性格から、宮廷の役人たちに「この世でもっとも姫らしくない姫」と揶揄されている。
紅炎軍の隊長・花影には特別な感情を抱いており、信頼を寄せている。

23歳。紅炎軍の隊長。

冷静沈着で物静かな性格ながら、芯の強い意志を持ち、玉蘭に忠誠を誓う。
旅芸人の一族に生まれ、かつては女形役者をしていたが、火事により家族を亡くしたことがきっかけで兵士として紅炎軍に入隊する。

宮廷の祭事や外交の場では女官姿で舞を披露し、その美しい姿は、「傾国」と囁かれる。 

40代前半。皇帝の貴妃（側室）。

美しく冷酷な策略家。子供がいないためにその立場は不安定で、次期帝位を継ぐことになる玉蘭に対し嫉妬と敵意を抱く。
巧妙な策謀で宮廷を操り、玉蘭の前に度々立ちはだかる存在。

後宮の宮女たちを取り仕切っている。

23歳。紅炎軍の副隊長。

兄貴肌で面倒見が良く、部下たちから慕われている。

整った容姿のため宮女たちからの人気も高い。

隊長の花影とは幼馴染で、花影が陰謀に巻き込まれた際には、彼を救い出すために全力を尽くす。

​武官の家系の出身。

30代前半。玉蘭付きの侍女。

聡明で機転が利くため、後宮の侍女たちから尊敬されている。

玉蘭にとっては姉のような存在でもある。
玉蘭の感情や悩みに寄り添いながら、必要な時には厳しく諫める一面もある。

17歳。雪芳付きの侍女。

宮廷舞踊団の一員で、祭事の際には舞踊を披露する。

素直で​朗らかな性格であるため、雪芳に利用される場面も。

花影に密かに想いを寄せている。